●COC事業 大学院授業公開! 最終回 2015.1.20

「快適な建築環境のデザイン」をテーマにした大学院の授業に出席し、学生と共にディスカッションをしていただける市民の方を募集します。

■講師   斉藤 雅也 (札幌市立大学デザイン学部 准教授)

■授業名  「建築環境学特論」

 地域に備わる自然のポテンシャルを活かし、快適な建築環境をデザインするための基礎理論とその応用法を熱力学の概念に基づいて体系的に学びます。授業ボード.jpg

「ヒト−建築環境−地域環境−地球環境」の"入れ子構造"から成る各システムが持続的に活動するための条件を、エントロピー・エクセルギー理論に基づき、理解を深めます。

 自然のポテンシャルを活かす建築の環境性能を最大限に引き出すためには、外界の環境要素の変動に対するヒトの生理・心理・行動との調和が不可欠なので、それらの関係についても生理学・解剖学・心理学などの知見を踏まえて理解を深めます。

 15回の授業のうち、7回を公開します。今回が最終回です。

■日 時:平成26年11月11日(火)、11月14日(金)、
     11月21日(金)、11月25日(火)、12月2日(火)、12月9日(火)、
     平成27年1月20日(火)

     午前9時~10時30分


0120jugyokokai1.jpg■会 場:ユニバーサルカフェminna
    (札幌市南区真駒内上町3丁目2-12)

■受講料:無料

■申込み・問い合わせ

 札幌市立大学COC事務局

  tel: 011-592-5391 fax:011-592-5389
  E-mail:jim-coc@scu.ac.jp
※お名前(ご所属)、ご連絡先をお知らせください。


1月21日(火)、SCUまちの教室事業として

大学院デザイン研究科の授業「建築環境特論」を、ユニバーサルカフェminna(南区真駒内上町3丁目)にて、公開をいたしました。

全15回の授業のうち7回を公開し、最終回である1月21日(火)には、地域の方、建築士、企業の方あわせて11名の参加がありました。

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会場のカフェを対象にした、大学院生3名によるリノベーション企画のプレゼンテーションが行われ、その提案について参加者と意見交換をしました。実際の室温や室内表面温度の変化や間取りに注目した断熱材を使った提案がありました。特に、市立大学の工房で廃棄される木屑とカフェで出る生ごみを使ったコンポスト 「オガクズー」(学生が命名)など、ユニークな提案がありました。参加者からは、主婦ならではの目線からの質問や、プロの建築士の助言などがあり、大学院生にとって通常の授業よりも幅の広い知見が得られたようです。

授業終了後、参加者の建築士が設計した、近隣にある住宅を見学し、身近な生活からの視点を養うものになったようです。

本授業の担当 斉藤雅也准教授のコメント:
通常の大学内での講義に加えて、授業の一部を市民に公開する今回の試みは、大学院生だけでなく、
講義担当者の私にとっても大きな刺激となりました。次年度も継続していきたいと考えています。

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